国立劇場の桜
ハルさんはいつもと同じ時間に、小見川を出たとかでも、年度末の年度土曜日のせいか渋滞で、何時もより30分程遅い10時に到着。少し休んで、11時20分のバスで中山駅へ。この頃はなるべく外食はしないようにと心掛けているけれど、国立劇場へ観桜に行くことにしていたので、ランチは中山駅前の「日高屋」で野菜たっぷりタンメンを食べて行くことに。この季節の四谷駅周辺の桜とレンギョウ、花大根が奇麗なので四谷へ向かう。普通は地下鉄半蔵門線で行くのだけれどこの花の季節、地上の眺めを楽しみたかった。
四谷駅からバスで三宅坂へ行くつもりで下車したのに、バスが都03番と新75で各々1時間に1本。「とても待てない」とハルさんはタクシーで行くと言う。私は気短セッカチだけれど、乗り物は30分ぐらいは待てる。ローマのバスなど、1時間も待つことになったりしたので、4年間のローマ生活の間にすっかり慣らされた。
2月に文楽鑑賞に国立劇場へ行った折りに、前庭の桜が手入れの行き届いた良い枝ぶりで、地面に届きそうな低さで整えられているのを見た。これが咲いたらぜひということで、出かけて行った。
皇居のお堀に一番近い処の桜はジンダイアケボノで、ソメイヨシノより色味が少し濃い。この前で「一緒に写真をお撮りしますよー」と劇場の職員らしい女性が声を掛けて下さって「クロゴ」というぬいぐるみとポーズ。その他コマツオトメなど数種が植えられてある。その辺りは、同じように美しい春の景色を楽しみに来たらしい人で、賑わっている。観桜など本当に久しぶり。セカセカ暮らしているけれど、そんな中だからこそ、この観桜は貴重な癒しタイムになった。
帰路はバスで四谷駅に出て、御徒町へ。近々に練習を始めようかと手元に置いてある、樋口一葉の『闇桜』の主人公お千代が、幼なじみの良之助に、片恋が芽生えることになった『摩利支天』の境内へ。今はアメ横の中に取り残されたように、そこだけ明治の佇まいを見せている、日蓮宗の寺の階段を上った。願うことは何もないので「ありがとうございます」とお礼の気持ちでお賽銭を入れ手を合わせた。
"国立劇場の桜" へのコメントを書く