終日を船橋で

 船橋での朗読会で読み始めてみて、以前読ませて戴いたかもとヒヤリ。始めてしまったのだから仕方ないと続行。志賀直哉『清兵衛と瓢箪』終り近くで、「まぁー」という驚きの声が上がって、ほっとする。終了後は、お仲間たとお昼を食べる。これがいつもとても楽しい。馬鹿を言っては、周囲を笑わせたがる私は、オバンギャグなどを言い、優しい方々もそれを受けて、笑って下さるので、これがいつもとても楽しい。
 その後は高校からの友人Ytさんと、お茶と夕食。船橋に詳しいYtさんが選んでくれた、自然食を使っているお食事処へ。豆腐入りのハンバーグに、たっぷりの野菜の付け合わせ。7穀米のご飯に、鰯のつみれ汁などでお腹一杯。でも最後に甘い物が一口食べたい。
 メニューを貰ったけれど、プリンとアイスで一皿になっていたり、白玉小豆にアイスクリームだったりで、少々多い。「プリンが食べたいんだけど...」と彼女。私はアイスだけ食べたい。ウェイトレス嬢に、「プリンとアイスの一皿を二人で半分ずつにしたいので、お皿を一枚お願いしてもよろしいかしら? 全部は少し多いので...」と。色白で、綺麗な顔立ちのほっそりしたウエイトレス嬢に言ってみる。「はい、それとスプーンもお付けしてですよね」と、極めて自然な笑顔で受けてくれた。
 彼女が席を去ると、Ytさんは「彼女のように『綺麗な人』と言われるようなとき、私にはなかったなぁ」と半ば独り言。「じゃァ、なんて言われたと思うの?」と私。「『鈍くさい人』とかね」「それなら、私なぞ『小憎たらしい奴』って言われたと思うわよ」と言い、苦笑い。続いて顔を見合わせて二人は爆笑となった。画像
「これ文字が大きくて読み易かったけど、読んでみる?」と高齢で現役のカメラマンという、最近テレビなどで度々見かける女性のエッセイ集。素敵な先輩の話から学ぶことは多い。喜んで拝借することにした。
 朝から夜まで終日を船橋で過ごした、それも笑い続けの楽しい時を。Ytさん、貴女は『鈍くさい』人などではなく、クルリとした大きな目が可愛い、ふんわりした女性と見られていたと思うなぁ。さて、私は? 今と同じ馬鹿ばかりやっている、オチョッコチョイと見られていたのだろうなぁ。

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