温かな心で包まれて


ららぽーとは大変な人出。「今日は春休みなのねぇ。子どもが多いもの」と言いつつ『ムーンライト』という本年度アカデミー賞、3部門受賞作品賞、助演男優賞、脚色賞。
主人公の名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校では“オカマ”とからかわれ、いじめっ子たちから標的にされる日々。その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに・・・
虐めと貧困、麻薬...と、暗いシーンの連続。重い重いと思いつつ観て行くうちに、静かで奇麗なラストシーンで、ホッと一息ついて外へ。
ららぽーとのスーパーで「ちょっと買って帰ろうよ」と、食べるの大好きなK.n子さんは目を輝かせている。品ぞろえの豊富さに驚きつつ、肉と野菜などを買い。彼女は私の3倍近くを買い「やっぱり私は食うんだなァ」と高笑い。「貴女は良く働くし、作品作りに使うエネルギーもさることながら、息子さんやお孫さんが、いつ来ても良いようにって思うんじゃないの」などと笑い合う。
中山競馬場横の「桜のトンネルを通ろうよ」と。青い空を背景に、満開直前の花を眺めつつ、花の下をゆっくりと走ってくれてお『花見』気分を堪能。一昨日から今朝まで、どんよりしていた重い気分もどこへやら。「寄ってお茶飲んでく」「ドーンと買った肉もあるし、このまま帰るわ」。彼女の赤いワーゲンが、角を曲がるまで見送って家に入ったら、5時だった。
フムはまだ便秘していたので、床に座り込んで膝に乗って来たのを抱えて、マッサージを50分ほど。食べてはいるけれど、体重はわずかずつ減少しているようだし、うっとりして、喉を鳴らしている顔をみながら、何時までこうして居られるのだろう。少しも長くこんな時間が続きますようにと。フムを降ろし、夕食の支度に掛かると程なく、フムの便秘は解消。マッサージが効いたようだ。するとすぐに「ごはん!」と催促の声。小分けのビスケットを数袋で30gほどを次々食べて、最後はマグロカツオフレークと、豚の切り落としの脂を取り除いて電子レンジで加熱。冷ましてから50gを与えたら、20gほどが残った。今夜はビスケットを少し足して置こう。
この記事へのコメント
気持ちが停滞してしまった時、友の存在は本当に有り難いものです。切り替えるには、時に人の助けも必要ですよね。
「今回の件はきっと、久しぶりにこの人に会う機会を作ってくれたのだろう‥」と、そんな時、前向きに考えるようにしています。
ちいさんの事だからもう切り替えているかもしれませんが‥ ^^
春になり、大好きなお花や、友人、フムくんの存在が、ちいさんの心を包み、癒やしてくれるよう願っています。